恐怖が全てを奪う

むしろ、落し穴は危機感の欠乏だったのかもしれません。絶望に晒され続けると恐怖や不安感が働かなくなります。私は何をやっても無駄だ、効果がないという思い込みに囚われ状況を長引かせ悪化させてきました。こう書くと他人事みたいですが、
私は感情を殺していないと平常心ではいられません。感情を出すのにも、とても気力が入ります。
だからといって鬱でもないし、病院行っても薬出されて終わりだし、飲んでも効かないし合う薬はないしそもそも病気ではない。
この苦しみと付き合い続けるしかなかった。
明日が来るのが怖い。でも鏡を見なければ、
外に出なければ怖くない。
そうして恐怖をごまかし続け、恐怖を蓄積する。
外見は衰え続ける。

これは誰もが経験する悩みだし、
これ自体は深刻ではない。
とりあえず出してみると
いまの私は20代の肌ではない気がする。
顔にもたるみ、セルライトが結構ある。
油断すると本当に酷い顔になる。
正しいマッサージがわからない。
どれを試せばいいのかわからない。
試していくうちに正解を見つけるまでたどりつけない。
外に出られなくても
とりあえず毎日足踏み運動だけでもしようと思いつつ、それさえも続けられない。
とにかく副作用が怖い。
副作用なんてあるの?という話だが
痩せて顔が老けるのが怖いし、
変化が怖い。
でも何かするしかない。
まだ比較的若いうちに。
テロメアは伸びる。
気持ちさえ明るくなれば。
明るくなれば。



そもそも私の悩みは肌荒れや老化ではなかった。
そのうち鏡見て一喜一憂さえなくなり
ずっと憂鬱になるのかもしれない。
かわいくなりたい、きれいになりたい
それだけなのに。
でもそれが叶わない人なんて沢山いる。
いるけれど私の何が一番辛いのかといえば

それは私と 同じ世界に住む人がいないことだ。
誰一人私と同じ症状で悩んでいる人を見たことがない。
それはとてつもない不安と、孤独だ。
そして、それを証明できないことだ。
つまり私はただの精神障害者ということになってしまうのだ。

でもこれ以上自分を殺すわけにはいかない。
分かってもらえなくてもいい
ただ悩みを表に出すこと。
それでいい。
治そうとか分かってもらおうとか思わずに
私が生きている世界を知ってもらえるだけでいい、
当然批判や全否定されることもあるだろうが
きっと分かってくれる人はどこかに一人はいるはずだから。
それだけで孤独からだけは、解放されるのではないか。
最悪信じてもらえなくても、発信すれば
詳しい専門家の人から何かヒントがもらえるかもしれない。
心のデトックスをしたい。

遅すぎるなんて事はない
多分。
もう遅かったとしても遅いなりに
できる事がある。
人生は千人千色。

だから少しでも前に進んで欲しい。
老け顔になっても、焦らないで。

失うものがあったとしても、自分に嘘につくよりはマシ。


不安をまぎらわせてくれる人がらいないなら。