原因不明の症状
人の体は一枚の皮膚でできているため
どこかが変化すると周りの皮膚も引っ張られ連動するように
骨格や他の部位も変わってしまう
それが全身で起き続けているのが私だ
初めは頬から始まりそれに連動し顎、鼻、眉骨、頭、首、鎖骨、肩へと
症状が進行していった
初めの痛みと共に頬骨が変わった辺りから不安になり
あらゆる病院に行ったが原因不明だった
抜かなくてもよかった親不知も抜いた
抜いた後頬の筋肉は急激に発達した
そして腰、足、手も変わっていった
初めは全く見当がつかなかったが、私の場合恐らく無意識に過緊張を起こしていると思われ
常に無理な力が入っているせいで筋肉が収縮しやすく
バランスを崩したのがきっかけで変化していったのだと今では推測している
今は昔より過緊張は収まっているはずなのに、まだまだ痛みは置き続けている。
もう８年以上も悩んでいる。
これから改善されるときは来るのだろうか。
私は１０代の頃容姿、特に目の小ささに悩んでいた。
それをどうしても改善したくて、そこで見つけたのが鼻をひっぱり高くする方法だった。
鼻の軟骨をつまみ前に引っ張る事で軟骨が移動または成長し鼻が高くなることによって
目の周りの皮膚も引っ張られた分だけ目の開きが大きくなったのだ
よく考えたらそれが始まりだったのかもしれない
私がやったことはとりあえずそれだけだったし
少し顔にマッサージもかけたが、ほんの少しだけだった。
だが元気な人ならそれだけで終わっただろうが、
私は過緊張を起こしていたのでそれだけは終わらず、
無理な変化に過剰に反応した顔の筋肉がバランスをとるために
頬の筋肉を発達させ、そしてそれによってまた崩れたバランスをとるために
他の部位が発達し、変化し・・・
時間を置きながらドミノ倒しのようにそれは続き、
とどまることを知らない。
ときには変化によって綺麗になったりもしたから、尚更難しい問題だった。
治したいけど完全に治したくないという気持ちもあった
勿論綺麗な顔の時はほんの一時で早い時は一日後には綺麗ではなくなっている。
元々むくみやすい体質だったのもありいつも同じ顔ではいられず悲しかった。
スマホのカメラじゃ正確に映らないし、ナルシストみたいで自撮りが好きではなく、写真もほとんどとっていない。
取って置けばよかったと心から後悔している。
もしとっておけば綺麗な時期もあったんだと心に残し
それだけで前に進めたかもしれないのに。
不思議なのは、軟骨がある部位もない部位も痛みや違和感と同時に
固い組織が出来上がることだ。
それが一体何なのかは分からない。骨でない事だけは確実だ。
骨化した靭帯なのか、脂肪なのか
私の固いものを食べたり、無理な咀嚼により疲弊した筋肉が下がりそれと同時に顎も下がり顔が長くなった。
その時は違和感があったが、
鼻の軟骨の発達に伴いそれもなくなっていった。
鼻はやや長くなった。
前のように顔を短くするために顎を上げると皮膚が縮み
厚くなり毛穴やシワの原因になる。
それがまた辛い。
腰も下がり、足が短く見えるようなった。
あげてもあげても下がってしまう。
整体に通っても追い付かず悪化を続けた。
ほとんど諦めていた。自暴自棄になり人間をやめていた。
結局原因は明らかになっていないし、
私が発達障害だということを知った医者には
「発達障害者はそういう体の異常を感じることはよくあることだよ」と
言われてしまう。
違うのに。
だから私は発達障害だという事をできるだけ話さないようにしている。
貴重で輝かしい２０代をこうして無駄にしてしまった。
ストレスや運動不足、不摂生でテロメア(染色体の先にある傷ついた細胞等を再生させるコラーゲン)もかなり短くしてしまったと思う。
２０代はあと2年しかない。
すでに老化を感じている。
勿論恋人はいない。
仕事も。。
家族がいる事だけが救い。
２０代のうちに経験しておくべきことが経験できていない。
いい年して恥だし、周りの人とまた差がついてしまう。
人は人、自分は自分だけど、やっぱり寂しい。
なんで、どうして。
この経験を活かすアイデアも思い浮かばない。
辛い経験は人を成長させ、優しくなれるし、時にはチャンスに変える事も出来ると言うが
それが出来る人はそれを乗り越えた人だけだ。
辛いままそれが負の連鎖となり落ちに落ちていった人には
優しくなれるどころか悲しみと憤り、怒りしか生まれない。
私はそうならないようにしたい。
体がおかしくなる前から今まで理不尽な事に耐えてきた。
社会に出る前からだ。
自分の過ちや悪い所は常に反省し改めてきた。
分かってくれる人や認めてくれる人も現れた
私は自分なりに、人より遅れながらも頑張って成長してきたんだ
なのになんでなんだ
今は辛くて死ぬことばかり考えていた前よりずっとずっと孤独で、悲しい日々を送っている
そして暫く私は私に酷い対応や態度をしてきた医者や福祉やカウンセラーを恨み
すさみ自分を改める事ができなくなっていたが、
引越し環境が変わったのもあり、今私はもう一度自分を改め再建していく
つもりでいる。
